年代記は王、皇帝、傭兵隊長、革命家、無慈悲な専制君主といったような人たちの功績で膨らんでいった歴史は男性がメインである。
しかし、とても嬉しいことなのだが、どの世紀にも偉大な女性がいたのである。 運命的なヒロインばかりではなく、しばしば、彼女たちはその国の主役足りうる同時代の精神と習慣を見事に体現していた。
特に権力を持った女性たちの運命の有為転変というものに魅力を感じる。 たとえば、RのE女帝、OのM.T、それから、他にはロンバルディアの女性たちにもなんとなくこうした印象を持っている。
これらの女性たちは私の創造力を膨らませてくれ、強くエネルギッシュで、自信を持った女性という考えを広げていくとき、一番よく参照するリストだ。 彼女たちはみんな、自分の願望や教育、世の中を見たり作り上げたりする自分のやり方に反する権力と戦わなくてはならなかった。
服従と忍従、そして諦めの中で育てられ、武器を持って権力を取り仕切り、妻になり、母になり、あるいは愛人になることもやってのけた女性たち。 彼女たちの他に私のお気に入りは、Aの愛妾D侯爵夫人、悲劇のヒロインであるI王妃AからN1世の愛人、M、そして、舞姫Rから、U公夫人U。
彼女たちはみんなただ美しいだけ、ただ魅力的というのではなかった。 どの女性たちも、それが一番の不幸でもあったと言えるのかもしれないが、肉体的魅力と知的な魅力、繊細さと激しさとが混在していた。
想像の世界では、夢の女性は多彩なニュアンスに染まり、さまざまな暗示を仕掛けてくる。 小説や映画、そして絵画や彫刻、さらには旅行などによって、イマジネーションを広げていき、彼女たちの考え方と服装を比べるのだ。

過去の偉大な女性について書かれた伝記はいい。 19世紀の大小説のヒロインで一番好きなのはAなのだが、その他洗練されているというか少し知性が勝りすぎているIの女性作家Bの官能的な作家Aが書く女性たちも好きだ。
絵画の中の女性たちの像も限りないイメージと偉大な女性らしさを教えてくれる。 そこから、私のスタイルは新たに湧き出してくる。
RやRやTの官能的な豊饒、古典派の画家たちの洗練された落ち着き、また現代画家たちの荒々しい過激さも素晴らしい。

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